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ニューヨークが生んだ伝説の写真家
永遠のソール・ライター

Saul Leiter Forever - A Retrospective

※トップ画像:ソール・ライター《薄紅色の傘》1950年代、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
※Main Image:Saul Leiter, Purple Umbrella, 1950s, chromogenic print ©️Saul Leiter Foundation


2017年、Bunkamuraザ・ミュージアムで日本発の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。

1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライターが一気に忘却の世界から引きずり出されるきっかけは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集『Early Color』。当時すでに83歳になっていた彼の作品は、世界の写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行われ、さらにはドキュメンタリー映画が公開。初めてソール・ライターを知る人々にもこの写真家の素晴らしさが理解される機会となりました。

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真の「発掘作業」は、ソール・ライター財団により現在進行形で続けられています。本展では、前回の展覧会では発掘しきれなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫ります。

It was in 2017 that the first retrospective of Saul Leiter’s works was held at Bunkamura THE MUSEUM. It became a big hit and now Saul Leiter is back: From January 2020 a second retrospective of his works will be held at Bunkamura THE MUSEUM including not only works that previously haven’t been shown in Japan, but also works that haven’t been shown anywhere yet.

Saul Leiter was a leading fashion photographer in New York since the 1950’s, until he retired from commercial photography in the 1980’s. It was Early Color, a collection of his work that he published with Steidl Verlag in Germany in 2006 that brought him back to the limelight of the world of photography. He was 83 years old by then. His re-discovery became a big sensation and led to numerous exhibitions and publications. In 2012 the documentary In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter was released, making his name and works known to even more people.

Many regard Saul Leiter as a pioneer in color photography due to his exquisite sense for color. He has left behind over 80.000 uncatalogued color photographs, which The Saul Leiter Foundation is continuously in the process of “excavating” and bringing into order. This exhibition will show a completely new facet of Saul Leiter work by showing new photographs from this vast archive including previously unpublished and unexhibited works.

左 :ソール・ライター《落書きの顔》1950年、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
left:Saul Leiter, Graffiti Heads, 1950, chromogenic print, ©️Saul Leiter Foundation
中央:ソール・ライター《無題》撮影年負不詳 ©️Saul Leiter Foundation
middle:Saul Leiter, Untitled, date unknown ©️Saul Leiter Foundation

右 :ソール・ライター《窓》1957年、発色現像方式印画 ©️Saul Leiter Foundation
right:Saul Leiter, Window, 1957, chromogenic print ©️Saul Leiter Foundation


作家プロフェィール
Artist Profile

ソール・ライターは、1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58歳になった年、自らのスタジオを閉鎖し、世間から姿を消した。写真界でソール・ライターが再び脚光をあびるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集でした。この新たな発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次ぎました。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品は多くの人に知れわたるようになりました。

Saul Leiter (1923-2013) was a leading fashion photographer in New York since the 1950’s, until at the age of 58 he closed his studio and disappeared from the world. It was a collection of his work that he published with Steidl Verlag in Germany in 2006 that brought him back to the limelight of the world of photography. His re-discovery became a big sensation and led to numerous exhibitions and publications. In 2012 a documentary film titled In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter was released (first screened in Japan in 2015), making his name and works known to even more people.


展覧会情報
Details

会 場 :Bunkamuraザ・ミュージアム
     〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
     TEL: 03-5777-8600
     E-MAIL: saulleiter2@nanjo.com
     URL: https://www.bunkamura.co.jp/
会 期 :2020年01月09日(木)~03月08日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
     毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
休館日 :未定
入場料 :一般1,500円(1,300円)、大学・高校生1,000(800円)
     中学生700円(500円)
     ※()内は前売・団体20名様以上
     ※学生券をお求めの場合は、学生証の提示をお願いします。
     ※障碍者手帳のご提示で割引料金あり。
主 催 :Bunkamura, 読売新聞社
協 力 :ソール・ライター財団、NTT東日本
企画協力:コンタクト

★200円お得な【前売券】10/12(土)より発売!★
前売券オンライン販売サイトは→こちら←をクリック!

Venue: Bunkamura THE MUSEUM
2-24-1 Dogenzaka, Shibuya, Tokyo 150-0043       
TEL: 03-5777-8600
E-MAIL: saulleiter2@nanjo.com
URL: https://www.bunkamura.co.jp/
Period: January 9, 2020 – March 8, 2020 (Sat.)
Opening Hours: 10:00 – 18:00 (last admission 17:30)
※opened until 21:00 on Fridays and Saturdays  (last admission 20:30)
Admissions: Adult 1,500 Yen (1,300 Yen), University and High school students 1,000 Yen (800 Yen), Junior High School students and younger 700 Yen (500 Yen)
*Prices in brackets are for pre-sale and groups of 20 and more
*Student fare tickets are only valid when presented along with approved ID
*Discount available for owners of a Physical Disability Certificate (shogaisha techo)
Organization: Bunkamura, The Yomiuri Shimbun
Support: The Saul Leiter Foundation, NTT East
Planning: Contact Co., Ltd.

★pre-sale tickets will be available from October 12, 2020
Click →here← for these reduced tickets!


 

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Thank You for the Photography &
平間至写真館大博覧会@SUNDAY

Café Art Restaurant SUNDAYにて同時開催!

※トップ画像:©Hirama Itaru


タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような”躍動感あふれるポートレイト″によって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとっての原点といえる存在、それが“写真館”です。

生まれたときから、写真が日常の中にあり、当たり前のように写真家の道を歩みはじめたとき、平間にとっての写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていました。

 

『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、
そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった

―平間至

写真館とは距離を置きながら、自らの活動を続ける中、大きな転機が訪れます。2011年の東日本大震災でした。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、“生き生きとした魂を残す場所”として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOをオープンします。

この度は、平間写真館TOKYOに隣接するArt Café Restaurant・SUNDAYで「Thank You for the Photography」と「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」の2つの展覧会を同時開催。写真館をテーマに写真家・平間至の原点に迫ります。


『Thank You for the Photography』

 

「Thank You for the Photography」展では、祖父の代に開業した塩竈の平間写真館に保存されていた平間家のアルバムからセレクトした写真と、平間が心象風景を写真に焼き付けた<光景>シリーズからの数点を再構成することで、平間至の写真を読み解くとともに、記憶の集積所である写真館、家族について問いかける展覧会です。

©Hirama Itaru

初代平間写真館(平間写真場)、1960年頃


『平間至写真館大博覧会@SUNDAY』

 

「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」は、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。本年1月に東京・新宿のNIKON THE GALLERY(4月に大阪ニコンサロンへ巡回)で開催された同名展終了後に撮影された新作も多数追加して展示します。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと”について、改めて思いを馳せ、見た人に“大切な人と記念写真を残しておきたい”と思い起こさてくれる写真展です。

©Hirama Itaru

©Hirama Itaru


展覧会情報

会 場 :Café Art Restaurant SUNDAY(平間写真館TOKYO隣)
     〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
     TEL: 03-6413-8055

①「Thank You for the Photography」展
会 期 :2019年07月04日(土)~07月31日(日)

②「平間至写真館大博覧会@SUNDAY」展
会 期 :2018年07月04日(土)~08月21日(日)

開館時間:11:30~23:00/18:00~23:00
定休日 :無休
観覧料 :無料
問合せ先:平間写真館TOKYO
     TEL: 03-5413-8400
     URL: http://hirama-shashinkan.jp
主 催 :平間写真館TOKYO
共 催 :Café Art Restaurant SUNDAY
企画協力:
コンタクト

※カフェスペースでの展示の為、
混雑時は、ご覧いただけない場合があります。ご了承下さい。


平間至プロフィール

宮城県塩竈市生まれ。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンのポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影を手掛ける。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2015年1月、三宿に平間写真館TOKYOをオープンする。


©Hirama Itaru

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THE GALLERY企画展 平間至写真展
「平間至写真館大博覧会」

Hirama Itaru Photo Exhibition

1995年に発表された写真集『MotorDrive』をはじめ、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような” 躍動感あふれるポートレイトによって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。その原点ともいえるのが “写真館”です。 宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとって、幼少期から写真は日常の中に当たり前にあるものでした。そして、当たり前に写真家の道を歩みはじめたとき、写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていきます。「『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった」(平間至)。大きな転機となったのは、2011年の 東日本大震災。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、〝生き生きとした魂を残す場所″として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOがオープンします。 「平間至写真館大博覧会」展では、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。平間至が撮る人生の幸せな瞬間、かけがえのない瞬間は、タイムカプセルに大切にしまわれた時間のように、永遠に写真の中から私たちに、素晴らしい時間があった証拠を語りかけてくれます。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと”について、改めて思いを馳せる契機になる写真展です。

© Hirama Itaru

平間至写真展「平間至写真館大博覧会」

会 場 :THE GALLERY 大阪 
     〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2     
     ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階     
     ニコンプラザ大阪内     
     TEL: 06-6348-9698
会 期 :2019年3月28日(木)~4月10日(水)
開館時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
定休日 :日曜日
観覧料 :無料
問合せ先:株式会社ニコンイメージングジャパン
     ギャラリー企画課 
     TEL: 03-6718-3028
主 催 :株式会社ニコンイメージングジャパン
協 力 :平間写真館
企画協力:
コンタクト  


© Hirama Itaru

平間至プロフィール

宮城県塩竈市生まれ。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンのポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影を手掛ける。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2015年1月、三宿に平間写真館TOKYOをオープンする。


関連イベント

① トークイベント『写真展の作り方』

講演者 :
平間至(写真家)、佐藤正子(本展キュレーター)、     

     おおうちおさむ(本展デザイナー)
日 時 :
3月29日(土)、17:00~18:00
会 場 :
展覧会場     
     
※申し込み不要、参加費無料

© Hirama Itaru

 

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ハービー・山口写真展
時間(とき)のアトラス

Herbie Yamaguchi - Atlas of the Time


幸せそうな人や、美しい人々や光景の写真を撮ることで、
僕自身が救われてきたけれど、
今、そうした写真で誰かを救えたらなと思います。

ハービー・山口 

2019年2月23日(土)から5月23日(木)まで、『ハービー・山口写真展 時間(とき)のアトラス』が、京都のライカギャラリーで開催されます。“幸せの瞬間”をとらえる名手ハービー・山口が、40年以上にわたり世界各地で撮影した膨大な作品群から、相似形のテーマで撮られた2点を発掘し1点の組作品として展示するという斬新な展示です。図らずも同じような構図、テーマで撮られた意外な組み合わせは、時間も国境も超えた“生きる歓び”を浮き彫りにします。


ハービー・山口  プロフィール

1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入部。大学卒業後の1973年、ロンドンに渡り10年間滞在。一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウェーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価され、帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。多くの作品をモノクロームのスナップ・ポートレイトというスタイルで撮影。その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになるような写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることはない。写真発表のかたわら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティ等もてがけている。


展覧会情報

会 場 :ライカギャラリー京都(ライカ京都店2階)
      京都市 東山区 祇園町 南側 570-120
T E L       :075-532-0320
U R L      :ライカギャラリーHP
会 期    :2019年2月23日(土)~5月23日(木)
開館時間:11:00~19:00
      ※月曜日休廊
制作協力:コンタクト

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写真家たちのクスコ―
マルティン・チャンビと
2 0 世紀前半のアンデス写真

地球の反対側に位置するラテンアメリカには、日本ではほとんど知られていない豊かな写真世界が存在しています。
本展ではペルーの古都クスコを拠点に、20 世紀前半に活躍した先住民出身の写真家マルティン・チャンビと「フォトテカ・アンディーナ」(アンデス写真アーカイブ)収蔵の作家たちによる作品を紹介します。
白根 全(カーニバル評論家/ラテン系写真家)のプライベート・コレクションの一部から、マルティン・チャンビや日系2世の写真家 エウロヒオ・ニシヤマ(日本では初公開)ほか、同時代の写真家たちが記録したクスコ、そしてそこに暮らす人々の生活が息づく作品を3部構成で展示。
マチュピチュ遺跡とインカ帝国だけしか語られてこなかったペルーにも、アートが存在していたことが、ガラス乾板に刻まれた1900 年代前半の記録から浮かび上がってきます。「魔術的リアリズム」の渦巻く、時空を越えたラテンアメリカ写真の豊穣な世界への旅にいざなう展示となります。


展覧会情報

会  場 :Sunday Cafe Art Restaurant
     〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
      TEL: 03-6413-8055
      URL:http://sunday-cafe.jp/index.php
会  期 :2019年1月24日(木)~ 2月12日(日)
開館時間:月・木〜日 11:30〜22:00 
     ※ 初日 1月24日(木)のみ 15:00〜22:00
     火 13:00〜23:00
     水 11:30〜17:30
入場料 : 無料
主 催 : マルティン・チャンビ写真展実行委員会
協 力 :Archivo Fotografico Martin Chambi, FOTOTECA ANDINA,
     Carlos Nishiyama, セルバンテス文化センター東京


関連イベント

①トークイベント
出演:平間至(写真家)× 白根全(カーニバル評論家/ラテン系写真家)×
   佐藤正子(キュレーター)
日時:1月27日(日)18:00~19:30
会場:展覧会場
参加費:1500円(ワンドリンク付き)

トークイベント&クロージング・レセプション
出演:関野吉晴(探検家)× 白根全(カーニバル評論家/ラテン系写真家)
日時:2月11日(月・祝)18:00~19:30、19:30~レセプション
会場:展覧会場
参加費:トークのみ1500円(ワンドリンク付き)
    トーク&レセプション4500円(ワンドリンク・食事付き)


 

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ニューヨークが生んだ伝説
写真家 ソール・ライター展

Saul Leiter - A Retrospective


1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍するも、80年代に商業写真から 退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。しかし2006年、ドイツのシュタイデル社から出版された 作品集をきっかけに再び脚光を浴び、世界的なセンセーションを巻き起こします。時にソール・ライター83歳。相 次ぐ展覧会開催や出版にとどまらず、2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で 見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開されるなど、その名前と作品は多くの人々の知るところとなります。 そして待望の日本初回顧展を、昨年の東京会場につづき、関西で開催いたします。ニューヨークのソール・ライター 財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵の写真作品(モノクロ、カラー)をはじめ、絵画作品やスケッチブックなどの貴重な資料を含めた約200点を一堂に紹介します。「私たちが見るものすべてが写真になる」というライター自身の言葉にもあるように、日常のなかで見過ごされがちな一瞬のきらめきを天性の色彩感覚でとらえ、「カラー写真のパイオニア」と称された伝説の写真家の軌跡に迫ります


《タクシー》1957年 ソール・ライター財団蔵 © Saul Leiter Foundation


展覧会情報

会  場 :新潟万代島美術館
     〒950-0078 新潟市中央区万代島5-1朱メッセ内万代島ビル5F
      TEL:025-290-6655
      URL:banbi.pref.niigata.lg.jp
会  期 :2019年3月9日(土)~ 5月9日(木)
開館時間:10:00~18:00まで(入館は17:30まで)
休館日 :3月11日(月)、25日(月)、4月8日(月)、22日(月
入場料 : 一般1,100円(900円)、大高生900円(700円)、中学生以下無料
      前売券900円(一般のみ)
      ※( )内は有料20名様以上の団体料金です。
      ※ 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料です。
主 催 :新潟万代島美術館、TeNYテレビ新潟
後 援 : 新潟市、新潟市教育委員会、新潟日報社、
      毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、
      産経新聞新潟支局、ケーブルテレビNCV、
      エフエムラジオ新潟、FM PORT 79.0、FM KENTO、
      ラジオチャット・エフエム新津、エフエム角田山ぼかぼかラジオ、
      エフエムしばた、燕三条エフエム放送
協 力 :ソール・ライター財団、ニューヨーク市観光局、デルタ航空、
      富士フイルムイメージングシステムズ、新潟県立美術館友の会
キュレーター:ポリーヌ・ヴェルマ―ル
企画協力:コンタクト


関連イベント

①講演会「ソール・ライターと1950年代アメリカ文化」
講師:柴田元幸(東京大学文学部特任教授 / 翻訳家 /
アメリカ文学研究者)
日時:3月9日(土)14:00~15:30( 1時間半予定)
会場:NICOプラザ会議室(朱メッセ内万代島ビル11階)
*参加費無料・申込不要(先着200席)

②トーク「ソール・ライター/写真/ニューヨーク」
出演:平間至(写真家)、吉原悠博(美術家/写真館主)
佐藤正子(本展企画者)
日時:3月24日(日)15:00~16:30
*要観覧券 ・申込不要

③学芸員によるギャラリトーク
日時:4月14日(日)14:00~
会場:美術館1階講座室
*要観覧券 ・申込不要


 

 

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THE GALLERY企画展 平間至写真展
「平間至写真館大博覧会」

Hirama Itaru Photo Exhibition

1995年に発表された写真集『MotorDrive』をはじめ、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンなど、“音楽が聞こえてくるような” 躍動感あふれるポートレイトによって、新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。その原点ともいえるのが “写真館”です。

宮城県塩竈市に祖父が開業した平間写真館の一人息子として生まれた平間にとって、幼少期から写真は日常の中に当たり前にあるものでした。そして、当たり前に写真家の道を歩みはじめたとき、写真館は反抗し乗り越えるべき対象になっていきます。「『Motor Drive』は写真館の写真への反抗、そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった」(平間至)。大きな転機となったのは、2011年の

東日本大震災。故郷・塩竈でも多くの命が失われた時、〝生き生きとした魂を残す場所″として写真館の開業を決意。2015年、平間写真館TOKYOがオープンします。

「平間至写真館大博覧会」展では、平間写真館TOKYOで撮影されたポートレイトを中心に、モノクロ、カラー作品を一堂に展示。平間至が撮る人生の幸せな瞬間、かけがえのない瞬間は、タイムカプセルに大切にしまわれた時間のように、永遠に写真の中から私たちに、素晴らしい時間があった証拠を語りかけてくれます。写真にしかなしえない“伝えていくこと、残していくこと”について、改めて思いを馳せる契機になる写真展です。

© Hirama Itaru

平間至写真展「平間至写真館大博覧会」

会 場 :ニコンプラザ東京 THE GALLERY
     新宿エルタワー28階 ニコンプラザ内
     〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1
      TEL: 03-3344-0565
会 期 :2019年1月5日(土)~1月28日(月)
開館時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
定休日 :日曜日
観覧料 :無料
問合せ先:株式会社ニコンイメージングジャパン
      ギャラリー企画課
      TEL: 03-6718-3028
主 催 :株式会社ニコンイメージングジャパン
協 力 :平間写真館
企画協力:
コンタクト


© Hirama Itaru

平間至プロフィール

宮城県塩竈市生まれ。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で、今までにないスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music, No Life?」キャンペーンのポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影を手掛ける。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加、2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2015年1月、三宿に平間写真館TOKYOをオープンする。


関連イベント

① トークイベント『写真展の作り方』

講演者 :
平間至(写真家)、佐藤正子(本展キュレーター)、
     おおうちおさむ(本展デザイナー)
日 時 :
1月12日(土)、18:00~
会 場 :展覧会場
※申し込み不要、参加費無料

② トークイベント『吉原家の140年』

ゲスト :平間至(写真家)、吉原悠博
     (映像作家・吉原写真館館主)
日 時 :1月26日(土)、18:00~
会 場 :展覧会場
※申し込み不要、参加費無料

© Hirama Itaru

 

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