2015

世界でもっとも偉大なアマチュア写真家
ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展

Jacques Henri Lartigue – The World’s Greatest Amateur Photographer

ジャック=アンリ・ラルティーグが写真家として初めて脚光を浴びたのは、1963年にニューヨーク近代美術館で回顧展が開催されたときのことでした。時に、ラルティーグ69歳。70歳を目前にしたあまりにも遅咲きのデビューは、世界中に大きな衝撃を与えます。以降、この”偉大なるアマチュア写真家”の展覧会、出版が世界各地で相次ぎ、フランスの写真家としてはアンリ・カルティエ=ブレッソンとともに、写真史に大きくその名が刻まれる写真家となっています。

ジャック=アンリ・ラルティーグは、1894年、フランスの非常に裕福な家庭に生まれました。幸福な幼年時代を過ごしたラルティーグにとって、いつ消え去るともしれない幸せな瞬間を留めることは、もっとも重大なことでした。7歳の時、写真好きの父親に、ラルティーグ少年にとってまさに“魔法の杖”となる、9×12のガラス乾板を使う木製ビューカメラを買ってもらいます。以来、ラルティーグは身の回りのさまざまな瞬間を記録し、撮影した写真は自分だけの“宝箱”である日記に大事に保管され続けました。当時、まだ珍しかった自動車や飛行機、また、最新モードに身を包む女性たちやその社交場といった、裕福な環境にいたからこそとらえられたこれらの写真は、ラルティーグ自身の幸せの記録のみならす、文化、芸術、産業などすべてが輝きをもっていたベル・エポックの貴重な財産ともなっています。

本展は、ラルティーグの作品を管理するフランスのジャック=アンリ・ラルティーグ財団の協力を得、ラルティーグが写真を始めた1900年代から1910年代、ベル・エポック華やかなりし時代の代表作約25点を展示します。

The first time that the photographic works of Jacques Henri Lartigue came to light was at a retrospective exhibition at the Museum of Modern Art, New York, in 1963, when Lartigue was already 69 years of age. However, the debut of this late bloomer caused a major stir around the world. Lartigue’s exhibition was quickly followed by publications of his works, and along with another French amateur photographer, Henri CartierBresson, Lartigue carved his name in the annals of the history of photography.

Jacques Henri Lartigue was born in 1894 into an extremely wealthy family. For Lartigue, capturing memories from his happy childhood before they faded away forever was of utmost importance. Lartigue’s father was very interested in photography, and bought his son his first pinhole camera with a tripod when Lartigue was only seven. Lartigue was thrilled was his “magic box,” and carried his new toy around with him capturing a variety of images. His photographs were for his own personal enjoyment and were one of his most valuable possessions. He captured images of automobiles and airplanes, which were still extremely rare at the time, and thanks to his privileged social circumstances, was able to take photos of women adorned in the latest styles and at the most fashionable places. These images now constitute a valuable archive of the culture, arts and industries of France’s belle époque.

With the cooperation of the Jacques Henri Lartigue Donation, this exhibition is pleased to present 25 of Lartigue’s photographic works taken from the very early years of the 1900s to the second decade of the 20th century that depict the brilliance and gaiety of France’s belle époque.


作家プロフィール Artist Profile

1894年6月13日フランス・クールブヴォワの裕福な家庭に生まれる。1902年、写真好きであった父親から9×12のガラス乾板を使う木製ビューカメラを買ってもらい、初めての写真「パパとママ」を撮影。この頃、写真を入れた日記を付け始め、この習慣は晩年まで続く。 1915年、ジュリアン・アカデミーで油絵を学ぶ。1916~18年、陸軍に入隊。 1922年、サロン・ドートンヌに絵画作品を出品。 1954年、シャン・ディマージュ写真クラブ設立。 1963年、ニューヨーク近代美術館で初の回顧展を開催。大きな反響を呼ぶ。 1966年、写真集『ファミリー・アルバム』刊行により作品が広く知られるようになる。 1979年、全作品をフランス政府に寄贈。1986年、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ章受章。1986年9月12日ニースにて死去。

Jacques Henri Lartigue was born in Courbevoie, France, to a wealthy family on June 13, 1894. In 1901, his father, a keen photographer, bought Lartigue his first pinhole camera, and the following year he took his first ever photo – a photo of his parents entitled “Mama and Papa.” Lartigue soon began keeping a journal in which he attached his photos, and continued this practice throughout his life. In 1915, he attended the Julien Academy where he began studying painting, and in 1916 joined the French army until the conclusion of the First World War. In 1922, he exhibited his works in Paris and at various locations throughout France, and in 1954 founded the Gens d’Image Association. In 1963, a retrospective exhibition of Lartigue’s works was held at the Museum of Modern Art, New York, causing a major stir in photographic circles. His works become even more widely known following the publication of his photo collection Family Album in 1966. In 1979, Lartigue donated his complete works to the French nation, and was made a chevalier in the Legion d’Honneur shortly before his death in Nice at the age of 92 on September 12, 1986.


展覧会詳細 Details

期間:2015年11月3日(火・祝) – 2016年2月1日(月)

会場:
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館

〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
TEL: 03-6271-3350
URL: http://fujifilmsquare.jp


入場料:
無料

主催:富士フイルム株式会社
協力:ジャック=アンリ・ラルティーグ財団
後援:港区教育委員会
企画:コンタクト

Venue:
Photo History Museum

FUJIFILM SQUARE
Tokyo Midtown West
9-7-3 Akasaka, Minato-ku
Tokyo 107-0052
Tel: 03-6271-3350
URL:http://fujifilmsquare.jp

Period:
November 3, 2015 – February 1, 2016
(open everyday from 10:00 – 19:00, last entry – 18:50)

Admission: free

Organizer: FUJIFILM Corporation
Cooperation:
The Jacques Henri Lartigue Donation
Support
: Minato City Board of Education
Planning:
Contact

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ロベール・ドアノー
写真と朗読でつづる自伝的試み


早稲田大学文化芸術週間に開催されるイベントの一環として、ロベール・ドアノーの孫であるクレモンティーヌ・ドルディルとドアノーの『不完全なレンズで』翻訳者である堀江敏幸氏監修により、ドアノー作品のプロジェクションと俳優による朗読で構成するイベントが開催されます。

出演者:クレモンティーヌ・ドルディル(ジャーナリスト、文筆家、編集者、展覧会キュレーター)、堀江敏幸(作家、仏文学者、早稲田大学文学学術院教授)、千葉文夫(仏文学者、パリ第一大学哲学博士、早稲田大学文学学術院教授)、郷田ほづみ(俳優、声優、舞台演出、音響監督、湘南アクターズスクール主宰)

企画:文化構想学部 画像・メディア論系 文系・ジャーナリズム論系

問合せ先:
TEL 03-3203-3587 E-MAIL contact@hyosho-media.com


コンタクトでは、ロベール・ドアノーが残した45万点に及ぶ作品を管理するアトリエ・ロベール・ドアノーの日本国内における代理店として、ドアノー作品の著作権管理業務を行っております。
写真使用についてのお問い合わせはこちら

ドアノー作品|Portfolios

アトリエ・ロベール・ドアノーHP(フランス語、英語)
The website of Atelier Robert Doisneau (French, English)
http://www.robert-doisneau.com/fr/

 

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フジフイルム・フォトコレクション
日本の写真史を飾った写真家の
「私の1枚」

平成27年度 北網圏北見文化センター 美術企画展

北網圏北見文化センター
http://business4.plala.or.jp
フジフイルムスクエア
http://fujifilmsquare.jp


日本に写真術がもたらされた幕末から20世紀末に至る写真をご紹介いたします。出展作品は、写真感光材料の生産から始まり、これまで永く日本の写真を支えてきた富士フイルム株式会社の創立80周年を記念して立ち上げられたコレクションによるもので、日本の写真史を飾った写真家たちそれぞれの「私の1枚」を選りすぐった、日本の銀塩写真の粋を示す作品群です。
出展作品101点の中には、本やテレビで一度は目にしたことのある写真家の名前や作品も含まれていることでしょう。近年のデジタルカメラやスマートフォン等の普及により、いまや写真はとても身近なメディアとなりました。デジタル写真が身の周りに溢れているいまでこそ、銀塩写真がもつ特性に目を向けるときかもしれません。
本展をとおして、写真術や支持体の発展や、写真家の立場、写真そのものの機能や流通の変遷をお読み取りいただければ幸いです。
※北網圏北見文化センター美術館制作のチラシより転載させていただいております。

○出品写真家:
秋山庄太郎/秋山亮二/荒木経惟/有田泰而/石内都/石元泰博/伊藤義彦/伊奈英次/入江泰吉/岩宮武二/植田正治/上田義彦/上野彦馬/潮田登久子/内田九一/江成常夫/大竹省二/大辻清司/大西みつぐ/岡田紅陽/小川一真/小川隆之/影山光洋/鹿島清兵衛/川田喜久治/鬼海弘雄/北井一夫/北島敬三/杵島隆/木之下晃/木村伊兵衛/日下部金兵衛/久保田博二/倉田精二/操上和美/桑原甲子雄/桑原史成/牛腸茂雄/今道子/齋藤亮一/坂田栄一郎/佐藤時啓/沢渡朔/塩谷定好/篠山紀信/柴田敏雄/島尾伸三/下岡蓮杖/十文字美信/白岡順/白簱史朗/鋤田正義/杉山守/鈴木清/須田一政/清家冨夫/瀬戸正人/高梨豊/竹内敏信/立木義浩/田中光常/田沼武能/田淵行男/田村彰英/築地仁/土田ヒロミ/東松照明/富山治夫/土門/長倉洋海/長野重一/中村征夫/奈良原一高/野町和嘉/ハービー・山口/芳賀日出男/濱谷浩/林忠彦/原直久/広川泰士/広田尚敬/フェリーチェ・ベアト/深瀬昌久/福原信三/福原路草/普後均/星野道夫/細江英公/前田真三/水越武/水谷章人/緑川洋一/南川三治郎/宮本隆司/三好耕三/森永純/森山大道/安井仲治/山崎博/山沢栄子/渡辺義雄(50音順)


◆会期
平成27年10月3日(土)~11月1日(日)
※休館日:10月5日(月)、13日(火・振替休館日)、19日(月)、26日(月)
◆開館時間
9:30~17:00  毎土曜日、祝日の前日、最終日は21:00まで開館します。
※いずれも入場は閉館の30分前まで
◆会場
北網圏北見文化センター(北海道北見市公園町1番地) 美術展示室
◆入場料
一般   600(500)円
一般前売 500円(販売は10月2日まで)
高・大生 400(300)円  小・中生 200(150)円
※( )内は10名以上の団体料金
※未就学児、70歳以上、障害者手帳をお持ちの方(介助が必要な場合、介助者1名を含む)は無料
※小・中学校、高等学校及びそれに準ずる学校での教育活動で利用する場合(引率教員を含む)は無料(要事前申込み)
◆主催
北見市美術展実行委員会、北網圏北見文化センター
◆後援
北海道新聞北見支社、読売新聞北見支局、毎日新聞社報道部北見、HBC旭川放送局、STV北見放送局、朝日新聞北見支局、北海道文化放送、北海道テレビ放送、株式会社伝書鳩、FMオホーツク、テレビ北海道、AIR-G’ エフエム北海道、NPO法人北見文化協会、オホーツク美術協会、北海道美術館学芸員研究協議会、北海道立オホーツク流氷科学センター、北海道博物館協会、北海道青少年科学館連絡協議会、北海道立北方民族博物館、北海道写真協会北見支部、北見市
◆特別協力
富士フイルム株式会社
◆協力
株式会社コンタクト、フォトクラシック

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100年前から愛する故郷を撮り続けた写真家塩谷定好
YANASE LIFE Plaisir


メルセデスベンツなどを販売するYANASE会員誌、YANASE LIFE Plaisir-ヤナセライフ・プレジールー2015年9+10月号に、写真家塩谷定好が紹介されました。

yanaseyanase②無題

■塩谷定好(しおたに ていこう)
1899年(明治32年)、鳥取県東伯郡赤碕町(現・琴浦町)に生まれる。本名・定良(さだよし)。生涯にわたって故郷である山陰地方を撮り続け、日本芸術写真の草分け的存在として活躍、海外においても評価が高い。小学校5年生でカメラを手にし、1919年(大正8年)、赤碕にて写真愛好会「ベストクラブ」を創設。1926年(昭和元年)、『アサヒカメラ』創刊号第1回月例コンテストで作品《漁村》が1等に入選。その後、国際写真サロンなど多数の展覧会、コンテストで入選、受賞を重ね、芸術写真研究会会員、日本光画協会会員、国際写真サロン特待員会会員として多くの作品を発表。1975年(昭和50年)に出版された『塩谷定好名作集』は、芸術写真見直しの気運を高めた。

1979年(昭和54年)欧州12か国を巡回した「今日の日本の写真とその起源」展、1982年(昭和57年)西ドイツ(当時)ケルン美術館の「フォトグラフィ 1922-1982」展に出品、後者ではフォトキナ栄誉賞を受賞。1983年(昭和58年)日本写真協会功労賞を受賞。1988年(昭和63年)「ヒューストンフォトフェスト」(アメリカ)において「塩谷定好展」を開催(アメリカ国内7会場を巡回)。同年、89歳で死去。

作品はフランス国立図書館、ハンブルク工芸美術館、サンタフェ美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、鳥取県立博物館、島根県立美術館、米子市美術館などに所蔵されている。

塩谷定好写真記念館
URL http://teiko.seeker.jp

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知られざる日本芸術写真のパイオニア
塩谷定好 Shiotani Teiko 作品展

FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館企画写真展

鳥取県の裕福な廻船問屋に生まれた塩谷定好は、大正から昭和初期に絶頂期を迎えた日本の芸術写真の代表的写真家です。

絵画的な写真表現を目指した日本の芸術写真は、海外のピクトリアリズムの影響を受けながら独自の発展を遂げました。特に、ベス単と呼ばれるカメラを使用し独特のソフトフォーカスでとらえる「ベス単のフードはずし」という技法を使った塩谷定好の美しいプリントは、写真を志す当時の若者たちに大きな影響を与えました。同郷の後輩にあたる写真家・植田正治も「塩谷さんといえば、私たちにとって、それは神様に近い存在であった」と語っています。

カメラが非常に高価だった当時、写真は「高級な趣味」であり、営業写真館の写真師以外は、誰もがアマチュア写真家でした。主な発表の場は、写真雑誌のコンテストなどに限られ、作品がまとまった形で発表されることが極めて少ない時代でした。

1982年に西ドイツ(当時)ケルン美術館での展覧会開催、フォトキナ栄誉賞受賞など、1970年代後半から欧米を中心に再評価がはじまり、2014年に塩谷定好の生家を改装した塩谷定好記念館が開館しました。本展では、同館所蔵品から精選したヴィンテージ・プリント(※)25点を展示いたします。

※撮影直後にプリントされ、写真家が作品とし認めたもので希少価値が非常に高い。

■塩谷定好(しおたに ていこう)

1899年(明治32年)、鳥取県東伯郡赤碕町(現・琴浦町)に生まれる。本名・定良(さだよし)。生涯にわたって故郷である山陰地方を撮り続け、日本芸術写真の草分け的存在として活躍、海外においても評価が高い。小学校5年生でカメラを手にし、1919年(大正8年)、赤碕にて写真愛好会「ベストクラブ」を創設。1926年(昭和元年)、『アサヒカメラ』創刊号第1回月例コンテストで作品《漁村》が1等に入選。その後、国際写真サロンなど多数の展覧会、コンテストで入選、受賞を重ね、芸術写真研究会会員、日本光画協会会員、国際写真サロン特待員会会員として多くの作品を発表。1975年(昭和50年)に出版された『塩谷定好名作集』は、芸術写真見直しの気運を高めた。

1979年(昭和54年)欧州12か国を巡回した「今日の日本の写真とその起源」展、1982年(昭和57年)西ドイツ(当時)ケルン美術館の「フォトグラフィ 1922-1982」展に出品、後者ではフォトキナ栄誉賞を受賞。1983年(昭和58年)日本写真協会功労賞を受賞。1988年(昭和63年)「ヒューストンフォトフェスト」(アメリカ)において「塩谷定好展」を開催(アメリカ国内7会場を巡回)。同年、89歳で死去。

作品はフランス国立図書館、ハンブルク工芸美術館、サンタフェ美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、鳥取県立博物館、島根県立美術館、米子市美術館などに所蔵されている。

〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号
(東京ミッドタウン・ウェスト)
TEL 03-6271-3350  URL http://fujifilmsquare.jp
主催:富士フイルム株式会社
協力:塩谷定好写真記念館
URL http://teiko.seeker.jp
後援:港区教育委員会
企画:コンタクト

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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2015 Official Program
「Alaska」 マルク リブー写真展
Marc Riboud Photo Exhibition 

presented by CHANEL NEXUS HALL

開催地 誉田屋源兵衛 黒蔵 京都府京都市中京区室町三条下ル西側誉田屋奥
KYOTOGRAPHIE公式サイト
http://www.kyotographie.jp
シャネル銀座ウェブサイト
http://www.chanel-ginza.com

マルク リブーは、写真家集団マグナムの一員として世界中を駆け巡り、激動の20世紀をとらえてきたフランスを代表する写真家の一人です。1958年、3年にわたるアジア・極東諸国での取材を終えたリブーが次に向かったのはアラスカでした。はるか以前にゴールドラッシュの熱狂は終焉し、新たな金脈となる石油は未だ地下深くに眠っていた当時のアラスカは、広大な未開の土地でした。あらゆる醜悪なものを消し去る雪、沈黙が支配する大地。リブーは子どものような驚きを持って、白いキャンバスに描かれる点描のようにアラスカの風景をレンズで切り取っていきました。

この度、シャネル・ネクサス・ホールは、これまでほとんど発表されることのなかったリブーの名作「Alaska」シリーズを、東京銀座に続き、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2015の公式プログラムとして創業280年を迎える京都の帯匠、誉田屋源兵衛の町屋奥に佇む「黒蔵」にてご紹介いたします。マルク リブーの確かな眼差しと詩情が、写真の持つ本質的な力を再発見させてくれるでしょう。新旧が交差する京都ならではの空間、黒壁の中に広がる雪原の世界をどうぞお楽しみください。

 マルク リブー 

1923年、フランス・リヨン生まれ。14歳の時写真を撮りはじめ、リヨンの演劇祭を撮影したのを機に、フリーランスの写真家となる。1953年、マグナムに参加。1957年、初の中国訪問。以降40年以上にわたり断続的に中国を撮影。1958年、来日。“Women of Japan”を出版する。1975年~78年、マグナムの会長を務める。1966年、1970年には海外記者クラブ賞受賞。ニューヨーク、パリをはじめ世界中で個展が開催されるほか、多数の写真集が出版されている。

 シャネル・ネクサス・ホール

シャネル銀座ビル4階にあり、芸術を愛し支援したシャネルの創始者ガブリエル シャネルの精神に基づき、年間を通して、展覧会や音楽会等の文化イベントをシャネル独自の企画で開催。2013年、KYOTOGRAPHIE初年度より、この写真祭に参加し、公式プログラムとして写真展を開催しています。

 

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フジフイルム・フォトコレクション
私の1枚
ー日本の写真史を飾った巨匠101人ー
/京都展

Fujifilm Photo Collection: My Single Photo

細見美術館
http://www.emuseum.or.jp
フジフイルムスクエア
http://fujifilmsquare.jp

「フジフイルム・フォトコレクション」は、約150年前の日本への写真術伝来から、銀塩写真が最盛期を迎えた20世紀の間に活躍した写真家101名の「この1枚」を、銀塩プリントで後世に残す目的で創設されました。本展は富士フイルム株式会社(創業時は富士写真フイルム株式会社)の創立80周年を記念し、「写真文化を守る」ことを基本理念に収集された作品をもとに、多くの写真家によって築き上げられた、日本の写真史と写真界の発展の軌跡を展観するものです。

○出品写真家:
秋山庄太郎/秋山亮二/荒木経惟/有田泰而/石内都/石元泰博/伊藤義彦/伊奈英次/入江泰吉/岩宮武二/植田正治/上田義彦/上野彦馬/潮田登久子/内田九一/江成常夫/大竹省二/大辻清司/大西みつぐ/岡田紅陽/小川一真/小川隆之/影山光洋/鹿島清兵衛/川田喜久治/鬼海弘雄/北井一夫/北島敬三/杵島隆/木之下晃/木村伊兵衛/日下部金兵衛/久保田博二/倉田精二/操上和美/桑原甲子雄/桑原史成/牛腸茂雄/今道子/齋藤亮一/坂田栄一郎/佐藤時啓/沢渡朔/塩谷定好/篠山紀信/柴田敏雄/島尾伸三/下岡蓮杖/十文字美信/白岡順/白簱史朗/鋤田正義/杉山守/鈴木清/須田一政/清家冨夫/瀬戸正人/高梨豊/竹内敏信/立木義浩/田中光常/田沼武能/田淵行男/田村彰英/築地仁/土田ヒロミ/東松照明/富山治夫/土門/長倉洋海/長野重一/中村征夫/奈良原一高/野町和嘉/ハービー・山口/芳賀日出男/濱谷浩/林忠彦/原直久/広川泰士/広田尚敬/フェリーチェ・ベアト/深瀬昌久/福原信三/福原路草/普後均/星野道夫/細江英公/前田真三/水越武/水谷章人/緑川洋一/南川三治郎/宮本隆司/三好耕三/森永純/森山大道/安井仲治/山崎博/山沢栄子/渡辺義雄(50音順)


 

Fujifilm Photo Collection: My Single Photo
A collection of single photographs from doyens of Japanese photographic history

March 5 , Thursday – May 17, Sunday
Hosomi Museum

http://www.emuseum.or.jp

The exhibition features high-resolution silver halide prints produced with state-of-the-art technologies of a single photograph representative of approx. 100 of the leading lights from the 150-year history of Japanese photography. Prints include those from some pioneer Japanese photographers of the late Edo period (1603-1867), when photography was first introduced into Japan, through to the works of 20th century photographers who received high acclaim both at home and abroad.

The exhibition is being held to commemorate the 80th anniversary of the founding of FUJIFILM Corporation (known originally as Fuji Photo Film Co., Ltd.), to highlight the company’s commitment to preserving the culture of photography, and to celebrate the works of those who have dedicated their lives to photography and have been instrumental in the development of the history of Japanese photography.

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