ソール・ライター写真展
ライカギャラリー東京・京都にて同時開催

Exhibition of Works by Saul Leiter at Leica Gallery

※トップ画像:Lanesville, 1958 © Saul Leiter Foundation


「カラー写真のパイオニア」と呼ばれ世界的に名高い写真家、ソール・ライター。ライカギャラリー東京とライカギャラリー京都にて、それぞれ異なるソール・ライターの作品を展示いたします。

ライカギャラリー東京での「Saul Leiter – Lanesville, 1958」展は、生前、数多くのヌード作品を残したソール・ライターによる、カラーで撮影された唯一のヌードシリーズ「Lanesville」を中心に、ファッション・テストの作品を日本初公開で展示。初めてフッション紙『Harper’s BAZAAR』に起用された1958年夏に過ごした、ボストン近郊のレインズビルのコテージで撮影された一連のヌード写真には、畑違いであったファッション写真を習得しようという意図も垣間見える興味深い作品群です。

そしてライカギャラリー京都での「Saul Leiter – Nude」展では、モノクロームで撮影された珠玉のヌード作品とともに、1970年代にソール・ライター自身が自らの写真にガッシュなどで描画を施したミックスドメディアの作品を展示。ほとんどの作品が1950年代にライターのアパートで撮影され、親しい女性たちを美しい光と影で捉えた作品には、彼がこよなく愛したピエール・ボナールやエドガー・ドガなどの印象派の画家たちの影響も見ることができます。


作家プロフィール

1923 年、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。父親はユダヤ教の聖職者ラビ。1946 年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。1958 年、ヘンリー・ウルフがアートディレクターに就任した『Harper’s BAZAAR』誌でカカメラマンとして仕事を始める。その後、80 年代にかけて『Harper’s BAZAAR』をはじめ多くの雑誌でファッション写真を撮影。 1981 年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖。1993 年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受ける。2006 年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。2008 年、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団でヨーロッパ初の大規模回顧展開催。2012 年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた 13 のこと(原題:In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter)」製作。2013 年 11 月 26 日、ニューヨークにて死去。享年89歳。2015年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団創設。

Jay, c. 1957 © Saul Leiter Foundation


展覧会情報

(1)「Saul Leiter – Lanesville, 1958」
会 場 :ライカギャラリー東京(ライカ銀座店 2F)
     東京都中央区銀座6-4-1
URL  :ライカギャラリー東京
会 期 :2019年12月6日(金)- 2020年3月1日(日)
開館時間:11:00~19:00
入場料 :無料
休館日 :毎週月曜日

(2)「Saul Leiter – Nude」
会 場 :
ライカギャラリー京都(ライカ京都店 2F)

     京都府東山区祇園町南側570-120
URL  : ライカギャラリー京都
会 期 :2019年12月7日(木)- 2020年3月5日(木)
開館時間:11:00~19:00
入場料 :無料
休館日 :毎週月曜日


 

↓